
こんにちは、岩橋ひかりです。
傾聴して相手の話を聞いて理解すること?
相手の困っていることに対して解決を促すこと?
・・・色々な考えをお持ちの方がいらっしゃると思います。
この記事では、かつての私が「正しいキャリアカウンセリングをしなければ」という気持ちに囚われ、大きな過ちを犯していた経験談について書きたいと思います。
キャリアカウンセリングでは何をする?
私は日本キャリア開発協会(JCDA)が主催する講座でキャリアカウンセリングについて学んだのですが、当時テキストに書かれていたキャリアカウンセリングの定義、
発達的視点に立って、成長と適応という個人の積極的側面に強調点を置き、環境の中で効果的かつ自律的に機能できるように支援すること。自己概念の開発を通じて、個人のキャリア形成を図ること。
を読んでも何のことやらさっぱりわからなかったという記憶があります。
しかしながら、個人の方を対象にした1対1のキャリアカウンセリングを始め、これまでキャリアコンサルタントとして活動してきた中で、私なりにこれこそがキャリアカウンセリングの目的なのではないかということに思い至りました。
それは、「クライエントが変化すること」です。
クライエントは、「変わりたい」という意思を持ってキャリアカウンセリングにお越し下さいます。よってその気持ちを汲み、実現のためのサポートすることが、私たちキャリアコンサルタントの仕事なのではないかと思っています。
独立当初の過ち
とはいえ、私も最初からそのように思っていたわけではありません。
「自分が正しいカウンセリングをする」「正しい知識で正しい理論を用いて、ちゃんとしたカウンセリングをする」ということに頭が引っ張られ、自分が正しいカウンセリングをすることばかりを気にしていた時期もありました。
「自分がちゃんとできているか」ということにフォーカスし、クライアントの変容よりも、自分中心でキャリアカウンセリングをしてしまうという大きな過ちを犯していたのです。
「正しい」ことよりも「相手」のためになることを
キャリアカウンセリングの目的に気づいてからは、キャリアカウンセリングのやり方が変わりました。
「クライエントは何を求めているんだろうか」、「どういう風に変わりたいと思っているんだろうか」、「何を私に期待しているんだろうか」・・・・と
全ての視点が「自分」から「相手が求めていること」に変わると、
キャリアカウンセリングの仕方は大きく変わります。
もしも今、「自分がちゃんとしたカウンセリングができているか」という視点に陥ってしまっている方がいたら、
「クライアントが変わる」というところに視点をずらすよう意識すると、カウンセリングが自分にとってもクライエントにとってもより有意義な時間になるはずです。
資格試験の対策としては、傾聴を特に意識する、など、どうしても「正しいカウンセリング」をすることが求められますが、それらはあくまでも試験に受かるための勉強法です。
実際の現場で行うと、時間がかかるばかりであまり進展がないということになってしまうなど、クライエントがキャリアカウンセリングの時間に価値を感じられないということになってしまいます。
勉強と実践というのは違うという点も意識しておきましょう。
まとめ
この記事のまとめです。
資格試験の勉強で学んだ「正しいカウンセリング」よりも、「クライアントの方が変わる」ことが最重要
すでにキャリアカウンセリグを行っている方も、これからキャリアコンサルタントとしてデビューしようという方も、「相手が求めること」という視点を常に忘れずにいていただけたらと思います。


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